7月号の表紙は江戸時代後期の本草学者の水谷豊文、「水谷禽譜」から「カモメ」。
夏の情緒をくすぐるようなカモメ図です。翼をひろげると1メートル以上にもなり、空の青にも海の青にもカモメには似合うようです。
この春、日本橋三越本店にて、遠州流家元職方、高取焼の13代髙取八山さんさんによる「高取焼宗家 父子展」が開催されました。「綺麗さび」の美意識を400有余年にわたって伝えてきた老舗窯について。まずは八山さんから。
「父子展」会場の13代髙取八山さんと春慶さん
そもそも高取焼とは。 文禄、慶長の駅の朝鮮半島に出兵した黒田如水公(官兵衛)、長政公親子が現地で「八山」と号する名陶工と出会ったことが、そもそもの発端・・・。
高取焼の歴史と八山さんのお話しを伺いました。
銀座の鮨青木さんに、1年間「季節のお料理」をご担当いただきます。
まずは夏の鮨の王様、新子の握りです。コハダの稚魚ですが、むかしから「新子を食べないと夏が来ない」といわれる江戸っ子の鮨。煮切醤油を塗って召し上がっていただきます。
次いで「夏貝」ともいわれる鮑。丸々と太った鮑を蒸し鮨にして、鮑の肝からつくったソースをかけ、鮑全体の味を楽しんでいただきます。
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