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遠州流茶道月刊茶道誌「遠州」2024年1月号

遠州流茶道月刊茶道誌「遠州」1月号。

水仙を茶の湯の花として扱った例は古い。珠光の時代から愛され、利久も三斎も遠州も11月から正月にかけて度々用いている。水仙の出生は葉が四枚である。茶の湯では四という陰数を嫌うので扱う時に、葉組に気をつける。四枚のうち二枚を重ねて一枚のようにして、一見すると三枚に見えるようにするのである。そして直立して生ける時は、葉先が少し内側に向くように扱う。葉が捩じれている場合は静かに根元の包をはずし葉のくせを直して再びもとの包に入れて生ける。口の広い花器には蕾が葉に包まれている状態の一株を添えるとよい。

<文・「茶乃心を花に託して/ 紅心宗慶宗匠著」(水仙のページより)>

表紙<作・髙橋まり子>

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