
遠州流茶道月刊茶道誌「遠州」1月号
2026年1月号
梅 「野梅(やばい)」
岩崎灌園『本草図譜』より
古くから日本(九州北部)に自生していたという説もありますが、弥生時代に稲作と共に薬用として中国から伝わった、または飛鳥、奈良時代に遣唐使が薬木として、中国(湖北省・四川省)から日本に持ち帰ったものともいわれています。日本の風土によく合い、その美しさに加え、香り高い花はやがて貴族の間で愛でられ平安時代に広く普及しました。
万葉集では、桜に関する歌が40首程度に対して、梅に関する歌は119首も読まれ、いま「花見」といえば桜ですが、奈良から平安時代には梅のことでした。
春告草(はるつげぐさ)、初名草(はつなぐさ)、花の兄(はなのあに)など、多くの別名をもつほど親しまれ、新年に、他のどの花よりも早く花を咲かせることから「百花の魁」とも言われます。また、不老長寿や、花びらが五弁あることから、福・禄・寿・喜・財の五福を表すと伝えられています。
画題としても人気で、梅の文様は茶の湯においても様々な道具に描かれ、着物の柄や茶入の仕服などでもおなじみです。
元号「令和」が万葉集の「梅花の歌」の序文からとられたことも有名です。
■ 年頭所感
小堀宗実 遠州茶道宗家十三世
「まず開け放って、オープンにする。
そこから明るい風が吹いてくる。」
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